恵比寿天の成田山
成田山は、小江戸七福神めぐりの4番目のお寺であり、喜多院と同様で川越の大きな観光名所の1つとなっている有名な寺院で、特に立派な山門に特徴があります。
成田山は大本山成田山新勝寺の別院となっていて、真言宗密教の寺院であり、ここにはお不動様が祀られていて、七福神めぐりでは、恵比寿天の寺院として名高いところです。
成田山は目を始めとする病気平癒のご利益があるといわれています。
それは、嘉永時代に、この寺院を創建した石川照温が失明した両目を不動明王に祈願して、苦行をしたことにより、目が見えるようになったことからであるという言い伝えがあります。
石川照温は、苦行の末に両目が完治した後、諸国巡歴に回り、その途中にこの川越に立ち寄り、ここでこの成田山を創建することにし、成田山新勝寺の不動尊を分霊して、創建した成田山に安置しました。
不動尊は交通安全祈願で広く知られ、そのため、全国にある成田山では多くの人が交通安全祈願のために現在も参拝していますが、この川越の成田山も同様です。
また成田山は亀のいるお不動様として、地元の人に親しまれている寺院でもあります。
成田山に祀られている恵比寿天は、福の神としてとても有名な神様で、福の象徴である鯛を抱えて、ふくよかな身体つきをしていらっしゃいます。
恵比寿天は海の神でもあり、山の神でもあり、その他のさまざまな土地で、その土地に合った福を招いてくれる神様であるとされています。
恵比寿というと、外国のエビスと考えられて、外国生まれの神様であると考えられがちですが、恵比寿天は実は日本生まれの神様で、これは七福神の七人いる神様の中で唯一となるのだそうです。
成田山では、毎月28日に行われる蚤の市が有名で、多くの骨董品が並び、この日には全国から訪れるたくさんの人手で賑わいます。
川越の七福神は、同じ七種類である秋の七草めぐりの割り当てがされていますが、この成田山の花は、貞節の花言葉を持った撫子となっています。





