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国宝の日枝神社

日枝神社は、喜多院の斜め左というすぐ隣の位置にあり、近くに存在している喜多院や仙波東照宮、中院などが川越を代表する大きな建物であることから、油断すると通り過ぎてしまうことがあるかもしれないというくらいの神社です。

日枝神社は、国宝級の神社であるにもかかわらず、なんと神主は常に神社内にいることがないというくらいの小さな神社であるのです。

それくらい小さな日枝神社ですが、決して近年建てられた歴史の浅い神社ではなく、830年頃に建てられたのではないかといわれている歴史の深いとても立派な神社となります。

日枝神社が喜多院の側にあるのは、喜多院が創建される際に、当時比叡山にあった日枝山王と呼ばれる社を一緒に勧請してきたからであるという説が残っています。

現在の日枝神社は、古式造りが見られるため、室町時代末期のものであるという説と、寛永時代に再建されたものであるという説とがありますが、建てられている時期についてははっきりとしていないようです。

そのような日枝神社ですが、本殿は小さな規模ではあるものの、朱塗りの三間社流れ造りと呼ばれる造りで、銅板葺となっており、国指定の重要文化財となっているのです。

日枝神社そのものの規模は小さなものですが、神社奥には歴史の深さを感じさせる建物があり、国宝となっていることもよく理解できます。

多くの国宝級の史跡を訪れている人たちが、同じく国宝である日枝神社を見て、その規模の小ささと、小さな社が歴史ある建物であることに驚くことも多いのだそうです。

現在、東京の永田町にも日枝神社と呼ばれている神社がありますが、この川越の日枝神社ともちろん関係があり、川越の日枝神社から分祀したものが、東京にある日枝神社であるといわれています。

川越には実はもう1ヶ所日枝神社があり、その日枝神社にも太刀などの宝物が奉納されていますが、この国宝とされている日枝神社とはまた別の神社なので、訪れる際には区別しておく必要があります。

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